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help リーダーに追加 RSS お金は銀行に預けるな 勝間和代著、光文社新書

<<   作成日時 : 2008/01/17 23:45   >>

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ただいま絶好調の光文社新書の売れ筋。著者も売れ筋の本を連発。しかも、同じ年の生まれだ。どんなものだろうと興味津々。

読後感はまともだけど、これと言って・・・、というのが率直なところ。内容的には投資初心者には網羅的に押さえられていて、入り口としてちょうどよいというレベルだろう。ただ、同じ初心者でも、まったく知らない人やそれに近いレベル対象なのだろう。自分自身初心者に近い状況だが、あまり新規性は感じなかったし。

タイトルについては、当たらずとも遠からずというところか。確かに筆者は「銀行にお金は預けないほうがいい」とは言っている。だが、それがメイン・メッセージでは決してない。賢く投資をしましょう、というのがメイン・メッセージ。

気になる点としては二点ほど。
・途中から、リスク資産に分散投資すると4%のリターンが期待できる前提で書き進められている。これはおかしい。どちらかといえば、銀行の定期預金との差でリターンを表現すべきだろう。対象がまったくの初心者であることを考えると、一読して「リスク資産に分散投資すれば4%のリターンが期待できる」と勘違いしてしまう恐れ大である。

・特に第一章はマッキンゼー出身だからか知らないが、図表(グラフ)満載。一見すると迫力があるが、よく見るといまいち主張とあっていないグラフが掲載されていることも。特に生活時間の配分のグラフを見ると、日本は必ずしも長時間通勤の国とも言い切れないのに、別の箇所で平気で「長時間労働と長い通勤時間で疲れがたまっている」と勝手に言い切っているところに新書らしい「甘さ」を感じる。

上記に関連すれば、長時間労働→金融リテラシーの発展阻害と結論づけているが、実感値とあう人はあまり多くないのではないだろうか? 金融リテラシーの高い人は結構長時間働いている人が多い。つまり、これは金融リテラシーに対する感度の問題であり、勉強する暇がなくて金融リテラシーが低いまま、という主張には無理があるような気がするが。それこそ、このあたりはデータで示してもらいたいものだ(労働時間と投資経験の相関、無理なら給与収入と投資経験の相関でも見ればある程度実証できるだろう)。

まあ重箱の隅的ないちゃもんもあるだろうが、結論としての評価をすると・・・。
 ランク:C(特に引っかかるところもないので・・・)
 お気楽度:3(並ではないでしょうか。資料もいろいろもってきているし)
 タイトルインパクト:2(銀行批判はあるものの、メイン・メッセージとのずれは大きい)

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど考えさせられますね
長田ドーム
2008/01/17 23:50

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