[新刊・話題書]ハプスブルグ家 12の物語 中野京子 光文社新書
発行が一年以上前だから新刊とは呼べないが、もうすぐ同じテーマの展覧会が開催されるから、話題書ということで。
企画としては、名著をネタにハプスブルグ家の歴史(というかトピック)を取り上げるというもの。この本のすごいところは、絵画がほぼオールカラーで掲載されているところだ。これはすごい。やはり絵画関連の書籍は、オールカラーなのとそうでないのとでは、説得力に数段の違いがある。絵画の解説も幾度となく読み返そうという気になる(モノクロだと、特に色彩面の解説は読んでいても見返せないので、結構素通りしてしまうのだ)。それで1,000円を割る価格設定というのはなかなか大胆であろう。
中身は12の主要絵画を題材にして、ハプスブルグ家の歴史を紐解くというもの。幸いにも、絵画とハプスブルグ家の歴史に大きなギャップはなかったようで、かつ名画と呼ばれるものとハプスブルグ家の主要トピックも重なっていたようで、主要人物や主要事件はほぼ網羅できているようだ。その意味では、非常によいつくりの一冊となっている。
ただ、一言だけ苦言を呈するとしたら、結構本文の内容はワイドショー的な観点のものが多いことか。恋愛・いざこざ・残虐系は非常に充実している反面、ヨーロッパの歴史と照らし合わせたハプスブルグ家像は見えにくい。まあ、やることの派手な一族だから、目についたものをとりあげるだけでも一冊の本になるということか。
それにしても、血が濃い一族というのは本当に恐ろしいものだ、ということも実感させられた。
企画としては、名著をネタにハプスブルグ家の歴史(というかトピック)を取り上げるというもの。この本のすごいところは、絵画がほぼオールカラーで掲載されているところだ。これはすごい。やはり絵画関連の書籍は、オールカラーなのとそうでないのとでは、説得力に数段の違いがある。絵画の解説も幾度となく読み返そうという気になる(モノクロだと、特に色彩面の解説は読んでいても見返せないので、結構素通りしてしまうのだ)。それで1,000円を割る価格設定というのはなかなか大胆であろう。
中身は12の主要絵画を題材にして、ハプスブルグ家の歴史を紐解くというもの。幸いにも、絵画とハプスブルグ家の歴史に大きなギャップはなかったようで、かつ名画と呼ばれるものとハプスブルグ家の主要トピックも重なっていたようで、主要人物や主要事件はほぼ網羅できているようだ。その意味では、非常によいつくりの一冊となっている。
ただ、一言だけ苦言を呈するとしたら、結構本文の内容はワイドショー的な観点のものが多いことか。恋愛・いざこざ・残虐系は非常に充実している反面、ヨーロッパの歴史と照らし合わせたハプスブルグ家像は見えにくい。まあ、やることの派手な一族だから、目についたものをとりあげるだけでも一冊の本になるということか。
それにしても、血が濃い一族というのは本当に恐ろしいものだ、ということも実感させられた。
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